●世界の黒澤明監督の、そしてあのジョージ・ルーカス監督のSF映画「スター・ウォーズ」の原点と言われる傑作時代劇『隠し砦の三悪人』を松本潤主演で!
●黒沢明監督(享年88)の名作の一つで、黒沢監督が50年前に制作した映画です。
この映画、世界中に大きな影響を与えた作品なのです。
というのも、ジョージ・ルーカス監督のSF映画「スター・ウォーズ」の原点と言われる傑作時代劇アクションなのです。
その内容を見てみると、
男勝りの姫の救出劇と敵中突破という展開、さらに、主人公の侍大将に巻き込まれる形で物語に加わる2人の農民は、まさにスターウォーズのロボットコンビのC−3POとR2−D2そのもの!
実際、ジョージ・ルーカス自らが『スターウォーズ』(「エピソードIV新たなる希望」)のアイディアはこの映画を元に考えられたと話しています。この冒頭シーンやラストシーンは、黒沢監督の隠し砦の三悪人を模しているので、見比べると面白いと思います。
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戦国時代、ある地方で戦で敗れた武将・真壁六郎太が、雪姫を擁して、お家を再び興すための軍資金の黄金と共に、隠し砦に閉じこもった。
この戦に参加していた百姓の太平と又七は、一攫千金を夢見て戦に参加していたのだが、結局全てを失って途方に暮れていた。そのとき、偶然に六郎太こもった砦近くを通ったところ、その近くの沢で軍資金を偶然に発見する。
そこで、百姓の太平と又七はその軍資金に手を付けようとするが、六郎太にみつかり問い詰められる。
その後の展開は。。。
ネタ晴れにもなるので、ここまでで。
ちょっと書くと、
途中、男まさりで勝気な気性の雪姫の機嫌を損ねることなく、不平不満を言い逃亡も図る百姓の太平と又七を脅しすかし、国境の関所を通過・・・
そして、、、
雪姫をレイア姫、百姓の太平と又七をC−3POとR2−D2と置き換えてみると、、、
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今回、嵐の松本潤が主演で「隠し砦(とりで)の三悪人」が50年ぶりにリメークされるわけですが、オリジナルの魅力を継承しながら、新解釈を加えているそうです。
監督は、「日本沈没」のリメーク版を昨年ヒットさせた樋口監督です。
樋口監督曰く、「現代の観客に向けて作る上で、フリーターやニートに代表されるような自分のよりどころを探す若者の姿を反映する設定にしている」
表面的に違うところでいうと、農民を山に住む民衆という設定に変えた上、その1人を主人公としています。
ヒロインは長沢まさみ(20)が演じ、そのほかに阿部寛(43)、宮川大輔(35)が共演してます。
かなり楽しみな映画の一つです。